【独自】清華海警局巡視船を取材

 アジアをめぐる軍事的緊張が高まる中、清華人民共和国海警局は清華の核心的資産と人民の海上安全を担う重要な警備組織だ。協和日報特派員は海警局に所属する巡視船「海警1305」の乗船取材が許可された。

 海警1305は清華領海内でも緊張状態が続く釣魚島周辺の警備行動を行っている。同海域は日本の警備組織、海上保安庁の巡視船がたびたび領海周辺を航行しており、気が抜けない。取材をしている途中、にわかに船内が騒がしくなり、甲板に出ると日本の海上保安庁巡視船が視界に入った。双方の艦船は自国語・相手国の言語・英語で退避を呼びかける、取材した日は双方ともに周辺海域から離れたことで事態は沈静化した。

 「このようなことはほぼ毎日あります」海警1305の艦長 楊文功はそう語る。「我々の任務は清華の核心的利益を守ることは勿論ですが、相手国にまず初めに声をかけるという役割を持つ部隊として『海の外交官』という認識を以て応対しなければなりません」と語った楊艦長は先程の警戒時と違い和やかな雰囲気をたたえる豪奢な風格の艦長だ。彼は人民解放軍海軍で中佐まで務めた後、海警局でその経験を基に、艦船の頭脳として仕切っている。

「万が一我々の領土を脅かす『もの』が現れた場合、我々はその如何に関わらず清華の資産と人民のためにしかるべき行動を取らなければなりません」楊艦長は我々が下船する前、そのように語った。 





清華社通信

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