李総理が行ったフランスとの実りある会談

 李厳敬国務院総理は現地時間の今日午前、フランスのプレオベール大統領との首脳級会談に臨み、清華とフランスの間にある友好関係を確認し、大きな成果を得ることに成功した。
 前日夜、フランス南部の余暇地であるコートダジュールで晩餐会に臨んだ両者はリラックスした態度で会談に臨み、欧州一部が抱える誤解についての説明から貿易まで幅広く胸襟を開いて話し合った。

人権問題について

清華はウイグル・チベット・香港を巡る人権問題は問題なく統制されており、各民族、市民は平等に権利を享受していることを説明した。プレオベール大統領はこれに対し、「清華の主張を無視するつもりはないし、清華の立場も十分に理解しているつもりだ。われわれは清華を信頼しているので、ジェノサイドや民主主義の抑圧といった非道で恥ずべき行為を行っていると信じたくはない。今後より円滑な友好関係を構築していくためにも、第三者による調査団を受け入れるなどして客観的な事実を明らかにし、民主主義諸国の指摘がまったくの杞憂であることいち早く証明してほしい」と前向きな姿勢を示した。特にウイグルに向けられたこの調査団について、李総理は双方の準備が出来次第受け入れることが可能であると示した。

貿易や投資拡大について

プレオベール大統領は貿易並びに投資について、
「清華のヨーロッパ参画の意思については、友好国として大いに歓迎する。我々でよければ、喜んで清華と欧州連合との懸け橋になろう。プロジェクトについては、フランスのみならず欧州主権の利益も鑑み、相互的信頼に基づいて推進していくつもりだ。
 また、われわれとしても、清華とは協力してアジア・アフリカの開発に参画・貢献していきたいと考えている。フランスは、自国やヨーロッパの利益のみならず国際益を重視するとともに、途上国の持続可能な開発を目指す方針でいる。責任ある大国の立場として、国民的意思の判断によっては、そのためのいかなる代償も厭わないつもりだ。
 清華や一帯一路には、ぜひ我々の意思・方針にも賛同してほしいし、協力も求めていきたいと考えている。キプロスや尖閣諸島でのできごとなど、日々緊迫していく国際情勢のなか、いまは対話と自制が最も重要視されるべき局面にある。
 われわれとしては貴国との関係を断絶したくはないし、国際益のためにも、今後も平和的関係を継続し、相互信頼と協力関係をより深化させていきたいと願っている」と好意的な姿勢を示した。

清華社通信

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