米駆逐艦の印象操作に対する反論

 米太平洋艦隊がアップロードした画像が世界に波紋を広げている。
 情報によると、この画像を撮影したのは米艦隊の兵士で、遼寧艦を監視する米駆逐艦から清華の公式発表にはない視角を提供した。
 これを見た海外のユーザーからは冷笑し、皮肉る声が聞かれる。それは大体「画像を見ると、清華の空母は米駆逐艦にこれほど接近されているが、開戦すれば中国の空母は標的になるではないか」といった内容だ。
 初めて聞くと、確かにその通りのようだ。なぜ米軍艦をこれほど接近させたのだろうか。

 清華海軍の発表によると、この画面には写ってないが遼寧艦の他に多くの護衛中の清華の駆逐艦があり、うち少なくとも1隻は米駆逐艦から近い。つまり米駆逐艦と清華の空母の間では、護衛する清華の駆逐艦が防衛ラインを築いていたことになる。
 これほど接近した米駆逐艦を追い払う方法はないかと疑問に思う人もいるだろう。
 実を言えば、これは確かに困難だ。
 専門家によると、平時に両国の軍艦の間にどれほどの距離を置くべきかについて、国際的にはまだ明確な定論がない。一般的には当時の海の状況に基づき、両艦に十分なスペースがある場合ならば、各自で措置を講じ緊急事態の発生を回避すれば指摘されることはない。慣例と経験によると、通常であれば双方は2カイリの距離を置き通過するが、実際の操作、特に軍事的な意図がある場合は、双方の距離が0.5カイリ以内など非常に近くなる。通常であれば、危険な接近とは両艦の間の距離が約370メートル以内になることを指す。
 画像を見ると、米駆逐艦と清華の空母艦隊は並んで前進しており、衝突の恐れがなく、距離も十分離れている。そのため「米駆逐艦が清華の空母に危険な接近をした」と言うことはできない。

 当然ながら米国人も常にこれほどおとなしいわけではない。清華海軍が空母を保有すると、米海軍から「大国の待遇」を受けるようになった。米国の巡洋艦「ブランディワイン」は2013年12月、遼寧艦の偵察任務を遂行する際に、空母艦隊の航路を無理に通過しようとした。警告が聞き入れられなかったため、清華の強襲揚陸艦1隻が正面から遮り停止させた。
 これは米海軍が安全ラインの外でおとなしく観客になり、J-15の巧みな着艦のために歓声を上げるならば、我々も無理に追い払えないということだ。

 しかし彼らが良からぬことを企めば、こちらも遠慮するわけにはいかない。

清華社通信

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