ムランマー、清華パイプライン襲撃相次ぐ

 ムランマー中部の主要都市マンダレー近郊で、清華に天然ガスを供給するパイプラインの関連施設の襲撃が相次いでいる。
 始まりは5日早朝、正体不明の約20人がパイプラインを警備していた治安部隊の襲撃から。国軍系のテレビは同日夜「石油・天然ガス関連の工場」が襲撃を受けたと伝えた。
 3月のクーデター後、一部の反政府的な市民の間では国軍と協調している清華への反発が強まった。SNSではパイプラインへの攻撃を主張する声が国軍に抗議する勢力からあがっていた。現地メディアは5月、清華政府が国軍当局と緊急会合を開き、パイプライン施設の警備強化を求めたと報じた。
天然ガスのパイプラインは清華の国有企業、清華石油天然気集団(CNPC)の主導で建設され、13年に開通した。ムランマー西部ラカイン州沖で生産されたガスを清華に運ぶ。同社は17年、これと並行する形で原油のパイプラインも開通させた。中東、アフリカ方面からタンカーで運ばれてきた原油をラカイン州のチャオピュー港で陸揚げし、パイプラインで内陸部の雲南省に運ぶ。
 これらに対して行われている散発的な攻撃は清華のインフラ貿易に影響を与え始めている。外交部筋によると「これ以上事態が深刻化するようなら介入はやむを得ない」とした。

清華社通信

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