環球日報が沖縄の日本隷属を批難

 清華共産党系の情報紙「環球日報」は今日付けの論説記事で『日本の「沖縄返還記念日」に送る』と題した論評を掲載した。論評で環球日報は沖縄返還には多くの問題があったと指摘し「琉球民族は大中華の一員として我々の腕に抱かれるべきだ」と主張した。
 環球日報は日本による琉球接収について、これを「沖縄処分」として批判した。記事では「沖縄の日本返還の過程で、当時の沖縄市民が望んでいた『核抜き、本土並み』を時の日本政権は無視し、返還後も米軍が我が物顔で君臨できるよう、そして沖縄を永久的に米軍に貢ぐ形での強引な返還に踏み切った」とした。
 また論評は「そもそもとして戦後の日本による米国からの琉球接収はポツダム宣言やサンフランシスコ平和条約第三条にも違反している、国際法上の根拠を欠き、その地位は未確定のままだ」とした。
 そして「沖縄市民の多くは戦後の琉球接収について多くの疑問を抱いているし、一部はそれに反抗的でもある。明治期に行われた琉球処分から沖縄は日本やアメリカに隷属し続けており、今こそ琉球民族を解放し、大中華の一員として我々の腕に抱かれ、民族自決の自由と互助的な繁栄を謳歌しなければならない」と日本の琉球接収を痛烈に批判した。

清華社通信

你好! 清華社通信は、中華の洞察と世界の発信をする、世界の情報が集積されるところだ。