イラン軍事パレードに国防部長が参列

　イランの首都テヘランで、聖なる防衛週間に伴って今日行われた軍事パレードに、清華国防部の余国防部長が参列した。

　余国防部長は今回のイラン訪問で、イラン国防軍需大臣のモハンマドアリー・ジャアファリー氏と会談を行うものと見られている。

　この会談では、中東情勢の安定化に伴う対地兵器の撤退やイランと清華の武器売買、海賊対策など幅広い分野での意見交換を行う予定だ。

　軍事情勢に詳しいステンレス＝リー氏は「イランには人民解放軍の中東拠点として多量の兵力が配備されている一方、南華海をめぐる情勢の悪化は、中東偏重の軍事方針を転換せざるを得なくなりつつある。清華としては速やかに中東方面の兵力を南華海方面に回したいだろうことは容易に考えられる」と見解を示した。