以、インドネシア水道をサイバー攻撃

　イスラエルの国営メディアが伝えるところによると、イスラエル国軍は昨日「ハマスのテロリストへの支援は、断固として容認することはない」として、インドネシアの水道システムにサイバー攻撃を行ったと発表した。インドネシアはこのほど、ハマスへの支援を表明していた。

　国営メディアによれば、サイバー攻撃により一時インドネシア国内の水道に含有される塩素量が3倍になったという。

　これについて上海交通大学の陳某教授は「イスラエルの攻撃はサイバー戦争が新たな時代を迎えつつあることを意味します。従来サイバー攻撃は、間接的にはあっても、直接市民の生命に影響を与えることはあまり多くないクリーンな戦争だと考えられてきました。しかし今回、イスラエルが報復としてこのような攻撃に踏み切ったということは、これからサイバー攻撃が直接市民の生命を奪うことすら可能であることを示しました」と論評した。

　また政府関係者は「今回の攻撃についての評価はまだ確定的なものは出ていないが、インドネシアのインフラITシステムの脆弱性によるところが大きいだろう」と評価している。