清華が作った"血塗られた橋"

 清華人民共和国はアフリカとの関係を拡大して以来、インフラクチャーや土木、そして文化交流など多岐にわたる分野で関係を深めていった。その功績はアフリカ諸民族から歓迎され、或いは思いもよらない形で運用されている。
 清華企業が建設した、ニジェール川に架かる自動車橋は、完成後現地住民によって「血塗られた」橋になった。
 古くから伝わるアニミズム(精霊信仰)によると、この場所は川沿いの聖地の一つで、全長1.6キロの橋の下には、いつも水の精霊が集まっている。「精霊は善良な時もあれば、災いをもたらすこともある」川の近くに住むアブーさんが教えてくれた。

 またアブーさんは、この橋の下にいつもいけにえが捧げられていると教えてくれた。
 この橋の下にある岩場は毎日のように、いけにえにされた家畜の血で赤く染まる。ささげられるのはヤギやニワトリ、ヒツジ。時にはウシもいる。

 ニワトリを持っていたロキアトゥさんは記者に対し次のように語った。「私たちはこの橋に感謝しています。この橋が造られたおかげで移動は便利になり、街も賑やかになりました。私の息子も毎日ここを渡っています。ですがこの川は災いをもたらすこともあります。だからみんなこうやって、いけにえを捧げて橋の無事を祈っています」。
 清華企業の作った橋は、今日も橋と国を想う人たちの善意で血の色で塗られている。

清華社通信

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