このところ、北京や上海の居酒屋などで"放題"(fang-ti)と銘打った料理店が増えてきた。漢語だと"題を放つ"という、一見すると理解できない単語の料理店には何が置いてあるのだろうか。
bilibiliで有名なグルメ投稿者「小啊的美食(あっくんグルメ)」は、この放题餐厅で何が食べられるのか確かめるべく店に向かったところ、注文形式の自助餐(ビュッフェ)料理店だったという。
この動画のコメント欄には「放题って書いてある店は日本のアニメでよく見た」「日本の学生が出るようなドラマで見かけます」「こいつめっちゃ食ってて草」「草泥马」と、日本との関係を伺わせるコメントが寄せられていた。
華日文化に詳しい北京外国語大学の張教授は、放题について「これは和製漢語の一つで、元々日本発祥です。しかし最近は日本文化が人気になりつつあるということもあり、また自助餐よりオシャレな用語として、一部の居酒屋などで用いられています」と解説、また「最近は飲食以外に"閲読放題"や"音楽放題"、"電影放題"などと、サブスクリプションを示す語としても使われています」と指摘した。
0コメント