四川地震、山岳の集落を助けた"空の救助"

 四川地震発生から14年を迎えた。当時まだインフラが十分に発達していなかった我が国で、地震に巻き込まれたいくつかの山岳の集落では、一切の通信網が遮断され、そこで暮らす人々の安否は不明だった。
 地震の規模が未曾有であると結論付けた党中央は、直ちに人民解放軍の派遣を決定し、発災直後にはいくつかの空挺部隊が支援物資と共に被災地の空へ飛び立った。
 空挺部隊は連絡が途絶した集落の上空から降下を開始し、集落を目指した。当時災害で地上がどうなっているかも分からない中での決死の空挺降下だった。
 当時その役目を担った、空挺部隊員の趙さんは「地上から土煙が立ち上っており、状況は把握できませんでした。しかしひとつだけ分かっていたことがあります。それはその地上にはつい先ほどまで日常生活を営んでいた人々が暮らしており、我々は彼らを守るために日々訓練を積んでいたということです」と語る。
 結果的に、彼らの決死の空挺とその後の迅速な初動対応は被害者の数を減らし、震災の迅速な復興を加速させる原動力になった。
 震災から14年。現地は国家と党、そして危険を顧みずに活動した多くの復興英雄のお陰で、中華民族の大いなる夢に向かって歩調を合わせ前進している。

清華社通信

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