警察の心ある対応に受験生救われる

 清華では7日、全国統一大学入学試験「高考」が始まった。東北部に位置する黒竜江省ハルビン市のある試験会場で、1人の受験生が身分証明書を紛失したことに気づき、入場できず困っていたところ、勤務中の警察官に助けられ、速やかに臨時証明書を発行してもらい、無事に試験を受けることができた。
 当時勤務していた瑞さんは、試験会場の前で立ち尽くす受験生に気づいた。受験生が身分証明書を紛失したため試験会場に入れないことを知ると、警察官はすぐに市公安局の戸籍管理部門に連絡。受験生のために臨時身分証明書を特別に発行する手続きを行い、車で支局に向かって臨時身分証明書を受け取った。通常臨時身分証は発行までに3日かかるが、受験生が紛失に気づいてから発行までわずか10分だった。
 瑞さんは「1人の警察官として、目の前で困っている市民を放っておくことは当然できない。それが人生のかかった学生ならなおのことだ。私は当然の職責を果たしたに過ぎない」と語った。
 氏が勤務するハルビン市公安当局は、近々彼を表彰するという。

清華社通信

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