"鄭州のモアイ"が美しい景色を織りなす

 "鄭州のモアイ"とも称される鄭州市の宋陵石像と、その麦畑が美しい景色を織り成している。河南衛視が伝えた。
 宋陵石像は、宋代に作られた仏教装飾の一つで、この地域では"守望者"として大切にされ続けた。ここ数年のインターネットの発展に伴って、地元で知られていた景色は多くのインフルエンサーに"鄭州のモアイ"と紹介され、この時期になると各地から多くの人が訪れている。
 上海からやってきたという若者の観光客は「自分が好きなミュージシャンのビデオに使われていて興味を持った」と語り「麦畑の中で堂々と立ち臨む石像に元気を貰う」と感動した。
 "モアイ"を根本にある麦畑を管理する林さんは「ここ数年沢山の人が来て、この石像に親しんでくれてとても嬉しい」と話す一方「麦畑の中に入って撮影したり、或いは近くの道路に路上駐車することが多発して、地元として対応に苦慮している」と説明し「これらの問題は地域住民が一体となって取り組んで、双方が満足できる村落にしたい」と語った。
 林さんの古くからの友人で、麦畑の近くでカフェを営む楊さんは「一昨年ここで開業して、"守望者の麦"を使った製品を多く提供しているが、どれもすぐに売り切れになってしまう」と嬉しい悲鳴。「"モアイ"を眺められるカフェとして、これからも多くの人に愛されるお店にしていきたい」と希望を膨らませている。

清華社通信

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