夏見据えクーポン配布、サマーエコノミーが活況に

 清華各地では最近、大手企業の販促や地方観光の喚起を目的に、クーポンの配布やショッピングフェスティバルの開催など一連の消費促進が行われた結果、「サマーエコノミー」が活況を迎えつつある。

 北京市では18日から市内の消費者を対象に飲食用のクーポンを配布し、デリバリー、来店、地方振興食材の3種類で1億元分のクーポンを発行した。また、国際消費拠点都市の建設推進を加速させるため夜間の飲食消費を後押しする振興政策が実施されている。
 河南省鄭州市では「サマーショッピングフェステイバル」のキャンペーンが始まり、外出、飲食、ファストフード、小売など複数業態の業者と連携してクーポンを配布した。
 内蒙古自治区の包頭市では、消費シーズンのイベントが進行中で、飲食店、スーパーとデパートなどが同時に割引キャンペーンを打ち出している。
 近年高まりつつある地方振興のサマーエコノミーについて、清華石油大学の林教授は「王遠平体制では、海外ではなく、地方の中華民族の文化と触れ合うことを最重要視している。地方消費にダイレクトなメリットを見出せるような振興策を講じることで、地方経済に良い刺激を与えることを企図している」と明かした。

清華社通信

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