国内大手データバンクが発表したデータによると、今年上半期でカップラーメン業界と飲食料品業界全体の販売量、売上高はいずれも前年同期比で一定の減少を示し、中でもカップラーメン業界全体の販売量は前年同期比5.4%減、売上高は同1.3%減となった。有名ブランドのカップラーメン事業の純利益が4割近く減少するとともに、各企業は収益力向上のために製品構成から見直しを進め、高級品への突破に乗り出している。
現在、カップラーメンのメーカーは商品価格換算で1つ2.5元、スーパー店舗での販売価格は1つ3元、程度で、販売店が手に入る利益はそれほど高くない。今年上半期、カップラーメンの販売量は毎月3割近く減少しているが、販売店はブランドに合わせた販促活動を行わなければならず、赤字販売が常態化していると指摘されている。
一部のブランドはハイエンド製品の配置を強化し、製品の味や仕様のバリエーションを増やすため、新製品シリーズを発表し、中所得の消費者の消費需要を満たしている。高価な麺製品のうち、革新的な味の「トマトと卵の牛肉麺」「朝鮮式唐辛子牛肉麺」は、消費者の多元的なニーズをよりよく満たしている。多くのブランドでは、ハイエンドシリーズの単価が15元以上になっている。
近年、消費者のレトルト食品の品質に対する関心は価格に対する関心よりも高く、特に製品の健康的な製造の技術に注目している。そのため、企業が製品の品質を確保し、消費者に環境に優しい、健康的、栄養価値が高い印象を与えるハイエンド製品のラインを配置することは、企業が将来的に利益を増やし、市場で競争するための主流の方式になっている。
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