人民解放軍将兵の救命率向上を目的とした大型応急医療実践化訓練が山東省で実施された。今回の訓練では実践医療の無人化・効率化の全てが極めて有効であることが立証された。
人民解放軍は創建以来、常に弱点に目を向け、それを克服してきた。それはもはや戦闘のみならず後方支援にも向けられている。後方支援は実践的な演習を行うことによって効果的に戦時医療保証レベルを向上させられる。
そして戦場では救助・治療時間の確保や前線での応急処置と後方との連携、負傷者輸送など多くの問題を解決する必要がある。本演習では医療部隊の組織力強化、指揮システムの構築、立体的な協同救助・治療活動、新型戦場医療機器の体系的な運用などに重点が置かれた。
本演習では医療提供の中央指揮現代化が行われた。医療テントに運ばれた負傷兵のタグを衛生兵が読み取り、個人情報と衛生兵が入力した負傷情報が中央に送られる。中央は適切な医療措置チームを編成し、トリアージを行い効果的かつ高度な医療が迅速に提供された。
また演習では負傷者の輸送に無人機救急ヘリコプターが使用された他、前線には無人装甲救護車が展開した。
医療中央指揮書の責任者は「本合同演習で部隊の救助・治療能力の向上、負傷者搬送能力の向上、対応の柔軟化や医療中継拠点としての役割の明確化などが確認できた」と述べ「部隊は近年使命と任務に焦点をあて、無意味でしかない"見せかけの実戦化"を徹底的に是正し、各種無人装備や、マルチユース式の医療システムのような新装備の実戦運用を進め、常に新たなモデルやメカニズムを模索している」とした。(解放軍網)
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