工信部、「詐欺防止通知app」の全国普及を指導

 工業情報通信部は今日付けで、全国の教育機関・企業・事業単位に対し、そこに所属する全ての学生や従業員が「詐欺防止通知app」をダウンロードするよう強く指導することを求めた。
 このappは我が国における通信・インターネット詐欺被害を未然に防ぐための警告ソフトウェアで、科学技術部や工業情報通信部などのエンジニアにより開発・運用されているソフトウェアである。これらは利用者のスマートフォン・電子機器の情報にアクセスし、常にそれらから送受信される内容の中に詐欺に関係するものがないかを自動で判別し、疑いがある場合にはそれを利用しないよう警告する。
 2020年から運用が始まったこのソフトウェアは、現在公民の7割近くが運用しているが、工信部は「23年中に全公民がこれを利用し、詐欺被害を完全に撲滅させる」ことを目標にしている。
 先述の通知を受け、まず新学期を迎えた全国の教育機関では、始業前の時間を使い、これらのソフトウェアのインストールを生徒相互・教員単位で行う時間が設けられた。