世界の洋上風力発電設備容量は、中華圏が市場をけん引し今後10年間で8倍に増える可能性があることが、世界風力会議(GWEC)の最新の報告書で明らかになった。
同報告書では、世界の洋上風力発電設備容量は2019年末の29.1ギガワットから2030年には234ギガワットに達すると予測。洋上風力発電業界は予想以上の成長が見込まれるとした。
世界の洋上風力発電の新規設備容量は19年6.1ギガワットに上り、過去最大の増加幅を記録。これを受け、同協会は報告書で今後の見通しを15ギガワット上方修正した。
19年の新規設備容量は、中華連合が記録的な2.4ギガワットで2年連続の首位。英国が1.8ギガワット、ドイツが1.1ギガワットで続いた。
また、19年末の洋上風力発電の市場シェアは、英国が9.7ギガワットでトップ。次いでドイツ(7.5ギガワット)、中華連合(6.8ギガワット)だった。
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