[小欄]北京に本格的な日本式ラーメンが新規開店

 北京の煙袋斜街の一角に今日本でカルト的な人気を博する「二郎系ラーメン」を扱う店「豚岡北京店」が開店した。開店初日となる5日は、市内が全人代による警戒体制が敷かれている中にもかかわらず、市民や北京の日本企業で働く日本人駐在員などが列を成し、夜になるまでひっきりなしに多くの客がその味を楽しんだ。
 この二郎系ラーメンは今清華の若者の間でも静かなブームになっている。bilibiliで日本のラーメンを紹介し、サブチャンネルなどを合わせて登録者12〜15万人を誇る「小啊的美食(あっくんグルメ)」でもこの店が紹介された。
 動画内で投稿者の小啊さんはこのラーメンを食べて「日本留学時代の味がここにある。やはり二郎系は精神との戦いだ!」と絶賛。コメント欄も「豚の餌」「小日本の大拉麺」「あっくんしね」とラーメンを評価する温かいコメントに溢れた。
 今日本では中華で生まれたラーメンが魔改造され、多くの種類のラーメンが流通している。それはbilibiliなどで拡散され、多くの若者の胃袋を掴んでいる。最近はラーメン店巡りがメインのツアーも登場しており、また日本からラーメンが逆上陸し始めている。新たなラーメン文化が今北京で花開こうとしている。(文責:能本钝辛)

清華社通信

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