[小欄]新疆でラマダンを体験

 2021年の4月13日(火)頃から5月12日(水)頃までは、イスラム教徒が日の出から日没まで断食を行うラマダン月がある。記者はラマダンの過ごし方を体験するため、14日午後、新疆ウイグル自治区ヤルカンド(莎車)県に住むアビティジャン・サリ(Abitijan Sali)さんの家を訪れた。

 今年52歳のアビティジャン・サリーさんは衣料品店の経営者。13日のラマダン入りと共に、彼は斎戒を始めた。「日が出る前にはセヘリと言い、食事をとり、日が沈んでからはイフタールといい、食事をとる。体さえ許せば、私は毎年ラマダンに斎戒する」と彼は言う。
日が沈むと、アビティジャン・サリーさんの妻は、ドライフルーツ、デザート、果物およびラーティアオズ(手延べ麺)、焼きパオズ、ポロ(ウイグル式ピラフ)など、さまざまなごちそうをテーブルいっぱいに並べた。

編集後記

ラマダンと言えばその日ずっと断食を続けるものだと思う人が多いそうだが、実際はそうではなく夜間に豪華な食事が供される。結果的に太る人もいるとサリーさんは語っていたが、確かにそれも仕方ないだろう。宗教理解は中華民族の理解にもつながる。このような機会を大切にしていきたい。

清華社通信

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