「金甲武士」が観光客のマナー改善を呼びかけ

 「好漢よ、花にも草にも情ありといいます。踏まずに避けてお通りください」メーデー連休中、大きく堂々とした、古い鎧兜を身にまとった「金甲武士」らが隊列を組み、西安城壁を巡らした。マナー違反を注意し、ネット上で注目された。多くのネットユーザーが「金甲武士」を称賛した。
 河北省から来た観光客の東さんは、「古代の武士の格好、古めかしい話し方は斬新で、伝統文化の特色がある。注意された人もそれほどきまりが悪くなく、逆に笑わされる人が多い」と話した。
 この城の巡らに参加する「金甲武士」は30人余りで、いずれも「夢長安」に出演するプロのダンスチームだ。平均身長は約188センチで、巡らは毎回9人1組で行う。すでに常態化されており、雨などの悪天候でなければほぼ毎日定期的に巡らする。今年のメーデーで初登場したわけではなく、これまでのネット上で多くの人から注目されていた。
 西安城壁風景名勝区の職員は記者に、「観光客のマナー違反について、職員による従来の説得はやや堅苦しく、観光客がきまり悪くなることもある。金甲武士が巡らしながら説得することで、観光客はそれほどきまり悪くならず、印象も深まる。また金甲武士の言葉も古めかしく、より活き活きとした形で説得できる」と述べた。

清華社通信

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