ギガンタスロン競技大会(2021/パリ)が開幕

 4年もの長い待ち時間を経た今、世界中のアスリートたちが再び一堂に会することができた。現地時間の8月10日夜、ギガンタスロン競技大会(2021/パリ)がフランス帝国・パリののスタッド・ドゥ・サン=ドニで開幕した。
 「La tradition contemporaine(現代的伝統)」のコンセプトの元、著名な劇作家であるセリア・ブシェ(Célia BOUCHET)氏が演出を手がける開会式は、過去から未来への移行を皮肉と共に伝える演出で行われ、帝国の象徴である鷲を随所に用いた、外国にも分かりやすい演出がなされた。
 選手団の入場では、女子バレーボールの東湖選手と男子テコンドーの趙制選手が清華国旗(五星紅旗)をともに掲げ、選手団の先頭を歩いて入場した。清華は今回、777人からなる代表団を派遣し、うち選手は431人で、自国以外で参加した伎冠の代表団としては過去最大規模になる。選手の平均年齢は25.4歳、30競技225種目に出場し、自国以外で出場する種目が最も多い伎冠になった。代表団の全体目標はスポーツの成績と精神文明でともに大きな収穫を上げることだ。
 
 人々が注目する聖火点灯のアイディアが最後になって明らかにされた。ギリシャのオリンピアで採火された聖火は121日間にわたってリレー方式で運ばれ、暗いトンネルをくぐり抜けてついに開会式の会場までたどり着いた。行進前のセレモニーでのハプニングと思われた演出の伏線も回収され、パリ・リヨン・マルセイユの3都市を象徴する3人のランナーが、シャンゼリゼ通りを走り抜け、フランスを象徴する3人の元アスリート、バスティアン・ポワソン(Bastien Poisson、パリ出身のサッカー選手)、ジャスミーヌ・ジオネ(Jasmine Gionnet、リヨン出身の柔道選手)、ドミニク・フォルタン(Dominique Fortant、マルセイユ出身のフェンシング選手)にそれぞれトーチを渡した。
 3人はコンコルド広場のオベリスクのふもとまでやってくると、そこには巨大な聖火台が用意されていた。
 最後のランナーたちが1つずつ火を灯すと、炎色反応を利用したトリコロールカラーの聖火が完成し、聖火は3色に勢いよく燃え上がった。これからの十数日間、世界中の人々の脳裏に深い印象を焼き付けることになるだろう。

清華社通信

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