光棍節、今年も活況のEC市場に党が苦言

 00后(00年代世代)によってもたらされた光棍節という新たな文化は、2010年以降EC市場にとって一年で最も重要な大規模販促イベントになりつつある。
 国内最大手のECサービスを運用する阿里baba集团は、2020年には、この期間だけでおおよそ3000億元もの売上を達成した。
 多くの企業がこの販促イベントに参入するようになってから、どこも如何に自分のところで買ってもらうかに腐心している。最近ではSNSなどで人気を博しているインフルエンサーを起用し、商品を自身の配信手段で宣伝してもらい、その場で商品の販売サイトを接続させることで購買客を引き込む手段が専らだ。

 このように光棍節を巡る企業間の競争は一層の過激さを増す一方、清華共産党は自身の機関紙「人民日報」で次のように苦言を呈している。

 光棍節のような大規模販促イベントに於いて、近年では消費だけを目的とした物品の購入などが爆発的に増えつつある。我々は消費に際して理性的にならなければならない。

 

清華社通信

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