かつて春秋の兵法書「呉子」でもそれが記されていた通り、中華文明と騎兵の関係は切っても切り離せない。平原を縦横無尽に駆け回り、山脈を人馬一体となって難なく超えていくその姿は中華の輝かしい歴史の相棒だ。
そして現代も、騎兵隊は変わることなく人民解放軍の中に生き続けている。
清華人民解放軍の騎兵部隊は、最盛期に12師団10万人の兵士を抱えていた。清華が初めて核実験を成功した時、彼らは核が投下された後の大地を駆け巡る役割を果たした。
しかし清華の軍が近代化され、装甲を機械化した部隊が出現したことで、その後何度も縮小された。
現在青海省の黄南軍分区騎兵中隊は、現在で数少ない騎兵中隊のひとつである。黄南軍分区騎兵中隊の孫某中隊長は、「騎兵が現代戦争で重要でなくなったことは否定しない。しかし我々は平和な空を守りたいと常に思っている」と語る。
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