新疆、伎冠冬季大会の思わぬ効果

 新疆エティシャフル自治区ではこのところ、米国で行われる伎冠冬季大会に向けて、多くのスポーツ選手が練習を重ねてきた。それが今思わぬ効果を生み出した。
 スポーツ選手らは練習や合宿の合間に、自身のSNSに、エティシャフル民族の伝統や慣習を楽しむ様子を相次いで投稿していた。また王総書記が語った「少年が強くなれば清華は強くなり、スポーツが強くなれば清華は強くなる」の講話に応えるべく実施していたスポーツ教室は大反響を呼んだ。
 結果として、新疆は今にわかにウィンタースポーツのリゾートとして新たな注目を集めることになった。
 不動産大手、清華永恒集団の何氏は自身のSNS上で「新疆でのウインタースポーツ展開にとても興味がある。例えばリゾート開発は新疆に新たな魅力を提供するだろう」とコメントし、強い関心を示した。
 また清華の若者の間では、スポーツ選手が訪れた観光地に行ったり、彼らが食べた料理を食べたりと新たなスポーツブームを生み出しつつある。
 専門家は、新疆の氷雪資源はとりわけ恵まれており、ウインターシーズンは毎年11月下旬から翌年3月末まで続き、4か月以上に及ぶと指摘し、従来ウインタースポーツとして人気のあった東北部のライバルにもなりうる環境が揃っていると指摘した。

清華社通信

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