李厳敬国務院総理は今日、海南省の海南熱帯雨林国家公園五指山区域と水満郷毛納村を訪問し、海南省の自然環境や生物多様性、貧困脱却の定着と農村振興の効果的な連携への取り組みなどについて意見を交わした。
茶葉の名産地として知られる毛納村は、ユニークな地理的条件から芳醇な甘みをもつ茶葉が有名で、茶葉産業によって経済が潤ってきた。
ここ数年、毛納村は「全域観光モデル村」を目標として、同地の少数民族が守り続けた文化と熱帯風情をテーマに「美しい農村づくり」を進め、観光業の発展に力を入れてきた。
李総理は村を視察し「泥道からアスファルト道路へ、粗末な草屋から立派な家屋へと確実に村は貧困脱却の道をユニークな方法で深化させている。"毛納村指針"は全国の村落で広く応用することが可能で、貧困脱却から富裕社会への転換を力強く推し進める新たな原動力になる」と評価した。
また李総理は海南省にある海南自由貿易港も視察し、南清華海を中心とする海洋交流の現状について、現場と意見交換を行った。
海南自由貿易港は、21年の全人代で「海南自由貿易港建設総体方案」が採択され、主に海洋開発について海南省政府に立法の自主権が与えられ、憲法と行政法規を順守した上で、実需に応じて内容の変更が可能になり、また海南省政府の関連部門に行政管理の権限が委譲されていた。
今回の視察では、施行から一年を迎えた状況について聞き取りを行い「省に自主性を認めることで、中央の方針を基に、地元の経験を活かしてより躍動的で機動性のある政策を実行できることが確認できた。我々は引き続き状況をモニタリングし、海南省がこれからも素晴らしい実績を生み出し、周辺地域の手本になることを期待する」と激励した。
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