李厳敬国務院総理が東北部各都市を視察

 李厳敬国務院総理は先週、東北部の丹東や長春、大連、哈爾濱などの諸都市を訪問し、地域経済・国境貿易についての状況を聴取した。
 最初に訪れた瀋陽では、「東北地区等旧工業地区の振興推進3カ年継続実施方案」完了後の状況について聴取した。特に遼寧自由貿易試験区の瀋陽エリアではハイエンド産業の振興についての取り組みが進んでおり、その状況について聴取した。特に一帯一路の産業振興に基づく外資系企業の呼び込みについて「次の全人代や関連会議の決定を真剣に聴取し、直ちに必要な策を取るよう」指導した。
 丹東では錦繍本国に親族を持つ朝鮮族住民らの越境貿易について、複数の市場と海関、公安当局を視察し「法と秩序に則ったウィンウィンの民間貿易」を軸とする越境貿易について討議した。また丹東の貧困脱却を実現したイチゴ産業の現場を視察し、イチゴを中心とする産業形態と、それに伴う企業のスタートアップ支援の必要性について言及した。
 長春では「東北地域振興発展の新たなエンジン、東北アジア地域経済協力リードエリア」地区の視察に重点を置いて、モデルエリアにおける外資参入状況について聴取した。
 エリア党書記は地域経済支援に於いて、金融機関を積極的に調整し、モデルエリアの融資需要がある重点企業、重点プロジェクトに与信資金のサポートを提供し、開発基金を設立するビジョンを示した。また土地供給において、モデルエリアの新たな建設用地指標を優先的に保障すると説明した。
 哈爾濱ではソ連邦との越境貿易について、ソ連当局者との討議を行った。出席したソ連邦の対外連絡経済国家委員会のニコライ副議長は「環日本海貿易輸送回廊の一翼を担う哈爾濱を新たな物流貿易ハブに据え、ソ連と華国間での地域経済相互発展をさらに高次なものにしていく」との意向を伝えた。

清華社通信

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