「社会正義から禁止すべき」爆食配信に有識者苦言

  動画・ライブ配信のブームに乗り、グルメを楽しむライブショーも人気を集めている。ところが一部の配信者は閲覧回数を増やすため、ハンバーグ20個、ステーキ3.5キロを完食するなどの「大食い」を見所にしている。こうしたライブショーに対し、食べ物を無駄にし、消費をミスリードするものだと非難する声が多い。
 爆食を目玉にする配信者は、コンテンツの金銭面の見返りを目当てにしている。ある20代の配信者は、「たくさん食べれば食べるほど、閲覧者から多くの奨励をもらえる。3時間で2000元の奨励をもらったこともある」と語った。
 爆食ライブの最大の問題点は健康的な飲食概念を覆したことである。一部の「大食い」の配信者は、食べたものを戻したり、下剤を服用したりして食べ続ける。動画編集により不都合な部分をカットし、視聴者をだますと同時に自分の体も傷つける。これを閲覧し、真似しようとする青少年もいるという。
北京農業大学食品学院の朱孟副教授は、「爆食ライブショーは社会正義として禁止、削除するよう中華は取り決めるべきである。こうしたショーや一般人の節度のない飲食は、食べ物を無駄にし、健康にも害を及ぼす」と話す。
 現在、多くの動画サイトは爆食ライブに制限をかけている。たとえば、大手動画サイトで「大胃王(大食い)」と検索すると、目立った位置に「食べ物を大切にし、合理的に飲食しましょう」と表示される。また一部の配信者は自主的に複数の動画サイトにアップした関連コンテンツを削除している。
 満洲を中心に広まっている食料保全の考えは、元々西欧の影響で食文化が満洲ほど中華の強い影響を受けない華夏連邦などの中華圏に於いても、経済的であるとの考えから多くの市民が実践している。

清華社通信

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