メキシコ合意は社会主義互助の新指針=人民日報

 清華共産党機関紙「人民日報」は今日付けの論説で「メキシコ合意は社会主義互助の新指針」と題する記事を発表した。これは先日メキシコで行われた清華・ソビエト・メキシコ三ヶ国の首脳会談で発表された共同声明を受けてのものだ。
 記事はまず共同声明の内容に触れ、

①掲げる社会主義、共産主義の思想の相違問わず、人類の理想郷を築くという普遍の目標を共有し、一致し、決死擁護し世界革命成就のため全ての共産党の連帯を確認する。我々はその先鋒として改めて協力し、国際的な共産主義結集組織を近くに作るという具体的目標を定めた。

②資本主義国家を巻き込むために、まずは最低限の賃金は貧困を無くすという社会主義、共産主義の使命を伝道し、例えば文化的かつ不自由ない程の金額を賃金の標準域に押し上げるよう世界各国に呼びかけることを忘れてはいけない。

 という二つの内容を「21世紀、多様化が進む中で各国の相違を乗り越えた新時代的な社会主義互助の枠組みであり、偉大な新指針である」と論評した。
 また記事は王総書記の演説にも触れた。

メキシコ合意は決してなんらかの拘束力を有するようなものではなく、我々の大まかな指針を示したものです。しかし、このような指針で三ヶ国が一致し、将来的に新たなインターナショナルを組織するために実務者で今後も協議を重ねようという前向きな姿勢を確認したことはとても重要なことです。

今世界は新自由主義の独善的な啓蒙により、国情に合わない政治を無理やり強いられる異常事態が第三世界を中心に起こっています。我々はこれを坐視するのではなく、新たなインターナショナルの連帯で救済しなければならないのです!

 論評はこの演説を「インターナショナルの創設を訴えかけるとともに、清華の推し進める人類運命共同体建設を、さらに世界規模の一大センセーショナルに昇華させるための烽火となるとても重要な演説である」と評価している。

清華社通信

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