新年度より"労働科"を小中に新設=教育部

 教育部はこのほど「義務教育労働カリキュラム標準」を発表した。その中で、学習段階に基づき、「整理と収納」「家庭の清掃、調理、家の美化などの日常生活労働」といった目標が設定された。施行は2022年秋季の新学期からになる。
  労働科は主に"日常生活労働"と"産業労働"と"サービス性労働"に分かれる。日常生活労働には、清掃と衛生、整理と収納、調理と栄養、家庭用器具の使用とメンテナンスという4つの内容が含まれる。生産労働には、農業生産労働、伝統工芸制作、工業生産労働、新技術の体験と応用という4つの内容が含まれる。サービス性労働には、現代サービス業労働、公益労働とボランティアという2つの内容が含まれる。
 学校は実情と照らし合わせ、学習段階に基づき自主的に各内容の学習量を選択・決定できる。
 教育部の担当者は「若いうちに労働の価値を学ぶことが将来大きな糧になる。各学校は自身の実情に照らし合わせ最適な選択をすることを期待している」とした。また将来的に、都市部の学生が長期休みに他方で農業労働体験などを行うことで、労働に対する幅広い視野を育てることを検討していると明かした。

清華社通信

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