王国家主席が各国首脳らと会談

 フランスを訪問中の王遠平国家主席は、即位式後の16.17日に各国首脳らと相次いで会談した。
 16日に行われたネーデルラント総督のレオ・ファン・エッセン氏との会談では、以前いち早く欧州における人民元決済市場の整備を行った蘭国の先見性について「一帯一路人類運命共同体の拡大は、蘭国の金融経済に大きな素晴らしい影響をもたらしている」と語り、また一帯一路への参画を提案した。また人民元決済市場がEC圏内にさらに浸透していくために必要な取り組みについて意見交換を行うとともに、観光の相互往来の拡大や、半導体事業の合弁化についても提案が行われた。
 また同日には、スリ・カンディ王国のバンダラナイケ首相とも会談した。王主席はスリ・カンディ王国のハンバントタをはじめとするインフラ整備について「一帯一路人類運命共同体に必要なのは友誼であり、手を差し伸べることだ。これらのインフラ整備はスリ・カンディの発展に大きく寄与するだろう」とし、また同港湾について「今後両国の緊密な連携の舞台になるだろう」とした。
 17日には、ホスト国であるフランス帝国のプレオベール首相と会談を行った。会談の冒頭、王主席は「フランス式民主主義のイコンである新皇帝即位に心からの敬意を示す」と語った。王主席は一帯一路について「一帯一路は国際的な取り組みであり、人類運命共同体構築の偉大なる一歩だ。フランスには加盟に向けた前向きで継続的な検討を引き続き実施してもらいたい」と話し、一帯一路への参画を呼びかけた。また王主席は特にアフリカなどの発展途上国について「今は20世紀ではなく21世紀であり、各国はアフリカに協調して投融資を行うべきだ。旧宗主国などの20世紀の肩書を捨て、対等な立場でアフリカの投融資について国際的に協議していくことが重要だ」と協議の場を提案した。
 17日には、メキシコのリカルド主席との会談にも臨んだ。会談ではまず両国が基調となって組み上げている社会主義インターナショナルについて「非常に素晴らしいペースで組み上がっている。21世紀の労働者擁護の新たな国際的枠組みとして、そして我々の連帯の象徴として世界に貢献することだろう」と評価した。また来年に開催が予定されているギガンタスロンのメキシコ大会について「万博に続いてこの伎冠はメキシコにとって象徴的な行事になる。我々はメキシコ開催を熱烈に支持し、大会の円滑な運営に積極的に協力していく」とし、高速鉄道などの整備と拡充を強化する方針を示した。会談では他にも集団安全保障について話し合われた。王主席は「太平洋上の安全保障こそがこれから重要になる」とし、太平洋の両端に位置する友邦として海洋軍事演習などの開催について協議を進める方針を示した。
 王主席は現地時間夜にフランスを後にし帰国する。

清華社通信

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